聖書を学んでみませんか?

手引の質問に答えていくことで、聖書を学ぶことができます。



スモールグループで聖書を読む

「聖書を読む会」は、スモールグループで聖書を読むことをお勧めしています。 「聖書を読む会」が出版している「手引」と呼ばれる質問集を使って、グループで語り合いながら読み進むと、新しい発見があり、楽しく、生き生きとした学びとなります。                    


いろいろな場面で

「聖書を読む会」の手引は、いろいろなところでで活用されています

  ★ 教会の各部会、入門・受洗準備クラス、教師訓練会など

  ★ 家庭礼拝、祈祷会、家庭集会で

  ★ 友達同士のグループで

  ★ 個人のディボーションにも


ユーザーの声

★ 聖書の世界を体験するように聖書が読めて楽しい!(60代、男性)

★ 一人で読んでいると気づかないことも、みんなで読むと見えてくるので深い学びになっています。(30代、女性)

★ 聖書をじっくり学びたいときは、聖書を読む会の手引がいい!(20代、男性)

★ クリスチャンになって10数年も経つのに、新しい発見が沢山あります。(50代、女性) 

★ 手引を使って聖書を学び、多くの方が信仰に導かれています。(アメリカ、日本語教会)


「聖書を読む会」と出版物の紹介ビデオ

このビデオは、聖書を読む会の働きと出版物を紹介しています(6分)。



ユーザーの声

「主の働きはゆっくりとステップを踏んで」

川口中央福音自由教会(ホープ教会) 牧師 松村隆

 

 2015年に協力牧師としてこの教会で奉仕を始め、2019年から責任牧師となりました。「ああ主よ、わたしは以前にも、またあなたが、しもべに語られてから後も、言葉の人ではありません。」とモーセが主に申し上げたように、インドネシアでの聖書翻訳宣教から帰国した私は、毎週のように説教する牧師の働きに恐れを抱いていました。そんな中、2017年に世界弟子訓練大会に参加した私は、自分のキリスト者としての生き方ががらっと変わったような気がしました。「弟子を育てることはプログラムではなく、人だ。」と教えられ、まず自分自身が主の弟子になり、そして他の人たちを弟子として育てる働きだと確信しました。それをホープ教会で祈りながら進めることだと示されて今に至っています。人は、説教だけで育つことでもないとも確信しました。フィリピンでは、10数万人の「会員」を持つ教会を始めた、説教が大嫌いな宣教師の話も聞き、心が励まされたことを思い出します。

 

 そんなこともあって、協力牧師になった時に、教会にお願いしたのは、私は水曜日の祈り会では説教をさせないで欲しいということでした。それを受け入れてくださり、テキストを使って聖書の学びをさせていただきました。やがて聖書を読む会のテキストに導かれ、そのテキストで毎週学び続け、もう4年以上やっているでしょうか、読む会が出版したテキストは全部使ってきました。今は、「救いの基礎」の最後を学びながら、次は最後のテキスト「神のご計画」を使いながら、これから出版される「歴代誌」を待っているところです。

  

1.聖書を読む会のテキストには模範解答がない良さ

 説教はたいてい牧師がするけれど、牧師の役割の一つに、「教える」ことがあります。牧師が学び、そして信徒を教え、それを聞く信徒はいつも受動的なのが説教です。説教で一番恵まれ、みことばが心に残るのは牧師自身であり、それが聴衆に伝わらないことも多いと感じます。しかし、聖書を読む会のテキストを使い、聖書そのものを読み合い、自分で考え、自分の生き方からも考えを述べ、互いの思いを聞くことには、参加者それぞれがみことばの深みに到達するダイナミックさがあります。時に、引き出した答えが正しいのだろうかと思うこともあります。それでも、一方的に説教を聞いて自分の心に留めたり、忘れたりするより、より多くの人の考えや体験からみ言葉の深みを引き出す豊な経験をします。単に、テキストで「教えられ」「学ぶ」のではなく、ファシリテーター(司会者)によってできるだけ個々人がみ言葉の深みを汲み出すのがこの学びの素晴らしさです。

 

 聖書を読む会のテキストは、初心者でも聖書をよく知っている人でも、決して理解しているわけではない歴史的背景や言葉の意味を丁寧に説明しているので学びがし易いし、また、最後にあるまとめによって自分たちが掘り下げてきたことの方向性が確認できます。散々議論してきて、最後にまとめを読んでやっぱりそうかと思う。まとめを読んだだけではそれぞれの質問から出される答えに回答をだせない。でも、迷路をたどっていくとその箇所全体が言わんとしていることに到達する。しかし、それも、おそらくグループによって、参加者の年代によっても変わってくるだろう。答えを出すのがこのテキストの目的ではない。心に残るみことばの深みがこのテキストの素晴らしさです。

 

2.み言葉を中心に「交わり」が深まります。

 教会では「交わり」という言葉が良く用いられます。私たちの教会では、交わりを深めるために小グループを作って活動していますが、そこで経験した交わりは、趣味の会的な交わりで表面的です。一度に三千人の人たちが弟子に加えられた初代教会は、「一同は、ひたすら、使徒たちの教えを守り、交わりをし、パンを割き、祈りをしていた。」とあるように交わりだけが独立してといるよりも、み言葉の学びと聖餐と愛さんの交わりと祈りが一つとなって互いの信仰を高めていたと読むことができます。食事を一緒にするだけでは足りない、自分の生き様を照らし合わせながらみ言葉を学び、そして一緒に祈ることでキリスト者の教会としての交わりが深まっていくような気がします。

 今、行われている礼拝だけでは、このテキストを用いる分かち合いを含む交わりは経験することができません。そういった意味でも、この交わりの豊さを聖書を読む会のテキストはかもし出してくれます。なぜなら、皆、自分のことを言わなければならないからです。そこにお互いを理解し、受け入れ、祈り合う交わりがあると思います。テキストでこの交わりを深めるのが、「考えよう」の質問です。これは、聖書をただ知識として学ぼうということではなく、「あなたの人生にどう関わるか」という適用に関する質問です。ここで参加者は、自分の人生に関わる証をすることになります。それが、互いの生き様をあらわにして、参加者は、深いところで交わることになります。祈り会に全員が出るわけではありませんが、祈り会の参加者が教会全体の互いの信頼関係を深めていると私は見ています。

 

3. スモールグループの作成へのステップ

 今年行われた日本伝道会議でも、スモールグループのプレゼンがなされたようで、今、スモールグループの必要性が諸教会で訴えられています。しかし、私(わたくし)的には、弟子を育てることにおいてスモールグループは不可欠だと知っていても、既成の教会でどのようにグループを作っていくか、ということは決して簡単ではありません。私たち福音自由教会では、役員会と牧師が一致しなければ、グループ分けすら教会員にまで届きません。振り返ってみるに、この祈り会での学びの交わりが、スモールグループ作成の次のステップに私たちを導いていると感じています。

 礼拝で、牧師から説教を聞きっぱなしで良いのかという反省から、次年度は、週報の真ん中に牧師が今日の説教の内容に関するポイントか質問を載せ、スモールグループに分かれてメッセージについての分かち合いをしたいと検討しています。これがスモールグループで、学び、交わり、弟子を育てることにつながっていくのでしょうか。ここまで来るのに何年もかかっています。主の働きは、ゆっくりとステップを踏んで進んでいくのだと感じています。主の業(わざ)は、会議をして、決定して進んでいくというよりも、ご聖霊の働きの中で先が見えない中、一歩一歩前進していくような気がします。このテキストが多くの交わりで用いられていくことを願っています。テキストを作成する方々は大変だと思います。そのご奉仕が祝福されますようにお祈りいたします。


シュトゥットガルト在住 関谷典子様

 

 私は2003年、ドイツのシュトゥットガルトで救われた時、最初に「基礎の学び」を姉妹たちと共に学び、その後も聖書を読む会の手引を使って聖書を学び続けています。帰国したときもありましたが、2017年からまたドイツに再赴任となり、聖書を読む仲間に支えられて過ごしています。

 

 現在、私はドイツで3つの聖書を学ぶグループに所属しています。

 

① グループ「イエスに会った人々」:シュトゥットガルトの教会のメンバーを中心に、日本に帰国した人を入れて5名で、現在オンラインの集まりを一週おきに持っています。一緒に長く学んできた求道者の方々は、ある時イエス様の存在を確信し、復活を信じますと告白されました。

 

② グループ「バイスタ」:フィンランド、デュッセルドルフ、デンマーク、ドイツの方々が、月に1度の学びを続けています。

 

③ 2021年2月にできたばかりのグループは、スイス、ベルギー、ドイツ3箇所(ケルン、ライプティヒ、シュトゥットガルト)からの5人(全員クリスチャン)で、毎月1回、「使徒の働き」を学び始めました。互いに苦悩していることを分かち合い、祈り合い、励まし合える場です。

 

 他の場所でも、もちろん多くの方々が聖書を読む会のテキストで学んでいます。ドイツに持ち込まれた昔の古いテキストがたくさん出回っていて、それを大切に回しながら学んでいます。そのため新しい手引の存在は、是非知らせていただきたいと思います。

 

 飢え乾きを癒し、心を満たすのはみことばしかないと思います。聖書を読む会の手引の「考えよう」の時などに、一人一人が語る証しもその人を知る機会になり、またイエス様がどんなに私達を愛してくださっているかを知る恵みの時になります。海外にいるからこそ、日本では味わえない多くの困難や大変な中をとおっていて、また同じ境遇でそれを共感できることもあり、互いの話をし、聴いてもらい、共感してもらい、祈ってもらえることで、心の回復、信仰の成長になっていっていると私自身が感じています。


同盟福音基督教会 大山田キリスト教会 牧師夫人 河村尚子様

 

テキストに従って聖書をグループで読む、というシンプルな方法ですが、丁寧に御言葉を味わうことができました。

 

「考えよう」や「祈ろう」の項目は、自分の生き方、考えや思いが、御言葉の指す方向を向いているか問うてくれます。また、「まとめ」欄は、理解を整理し、文脈から逸れずに次に読み進む手助けをしてくれました。

 

さて、私個人が非常に魅了されたのは、脚注の用語の解説やコラムです。筆者の深い見識と知識が、ここに惜しみなく共有されています。言語、文化、歴史、考古学など、聖書に関連するあらゆる分野の学者達が、長年かけて積み上げてきた研究の賜物が、わかりやすく示されているぜいたくなテキストです。

 

この聖書研究を通して、使徒時代のキリスト者が理解した内容に、さらに一歩近づけるのではないかと思います。


マレーシア在住 小倉善枝様

 

マレーシアに住み始めて20余年、多文化多言語多民族社会に暮らしていると、毎週の日本語バイブルスタディはライフラインのようなものです。

 

これまで聖書を読む会のテキストを主に使ってきましたが、もちろん地元では入手できず、日本に一時帰国する際に購入したり、日本から友人に送ってもらったりして何とかしのいできました。

 

ところが、最近になって聖書を読む会のテキストが電子版になっていることを知り、文字通り感動しました。改訂された新しいテキストが何種類もあって、そこから選べる喜び!使い勝手もよく、電子版はお財布にも優しいのです。

 

マレーシアではロックダウンが続いているため、バイブルスタディは100%オンラインになりましたが、そのおかげで既に日本に帰国したメンバーや、北米に移動したメンバーが時間を調整して一緒に学べるようになり、主に感謝しています。

 

メンバーは30代から70代、日本各地と海外在住が半々のメンバー構成ですが、キリスト教書店に足を運ぶ者、郵送で取り寄せる者、電子版購入組とそれぞれのスタイルでテキストを入手、地球のどこに住んでいようが関係なく、共にみ言葉に聴き、祈り支え合う交わりを持つことができます。特に引っ越し先で新しい教会に落ち着くまでは、大切な支えになれるように思います。旧版の「詩篇・箴言」が終わり、改訂版「旧約聖書の聖徒たち1」を始めるところです。

 

コロナによるステイホームが長引く中、オンラインで新しいバイブルスタディグループが生まれました。呼びかけ人以外はお互い初対面、出身や経歴、居住地もバラバラですが、共に聖書を学び分かち合う交わりを通して、ゆっくりとひとつにされてゆくことを経験中。こちらは「テサロニケ・ヨハネ・ユダ」を終えて「使徒の働き」に入りました。足腰の強いキリスト者を目指して、これからも楽しく信仰の筋トレに励んでいきたいと思います。

 



「聖書を読む会」は、聖書を学ぶグループを主催してはいませんが、ご要望があれば、教会やグループへ伺い、働きの紹介やグループで聖書を読む方法を指導しています。オンラインでも対応しています。sykoffice21@gmail.comまでお気軽にお問い合わせください。また、右のボタンを押して、そのページの「オーダーメードセミナー」の箇所をお読みください。



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