「聖書を読む会」の手引を使った学びの始め方


 聖書を読む会の学びは、手引の質問にそって聖書を学んでいくので、聖書と手引と聖書を学びたいという仲間がいれば、すぐに始められます。手引の質問を使って、聖書に何と書いているかを観察していくと新たな発見があり、小グループでディスカッションをしているなかで、さらに考え教えられます。自分で発見したことや自分の言葉で表現したことは、記憶に残り、それぞれの生活に生かされていくでしょう。  

 

各手引の最初の部分にも「手引の使い方」が書かれていますので参考にしてください。


まず、手引の特徴をもう一度確認しておきましょう。

手引には3つの種類の質問があります。

 

1.<観察> その聖書個所には何が書かれているか

2.<解釈> そのことは何を意味しているか   

3.<適用> その聖書個所の教えをあなたの生活にどのように生かすのか 

 

観察質問の答えは、単純なものですが、とても大切です。

とばさずにしっかりとみていきましょう。

私たちは思いのほか書かれていることを見落としてしまうものです。

また、聖書を学ぶ目的は、ただ聖書の教えを知るだけでなく、それを生活に適用することです。解釈と適用の質問ではじっくりと考えていきましょう。そして、あなたの考え方や行動、人間関係、人生の方向性が変えられていくように聖書を学んでいきましょう。


*学びの進め方*

 

 仲間があつまったら、皆の顔がみえるように輪になるとよいでしょう。

 

1.聖書は学ぶ価値があるという確信をもって学びましょう。

 

2.グループの中のひとりが司会者になります。司会者は、手引の質問を使って質問をする人であって、意見や答えを承認、または、否定して正すというような立場ではありません。 また、指定されている聖書個所のすべての意味を説明する必 要もありません。

 

3.司会者のする質問に参加者は自由に答えていきます。その際、司会者とグループの対話ではなく、参加者の間を話が行き交う話し合い(ディスカッション)となるのがよいでしょう。

 

4.あなたの考えや意見を率直に分かち合いましょう。お互いを尊重して、礼儀正しく話し合いましょう。意見の相違について、すべてを解決しようとする必要はありません。

 

5.グループの全員が手引をもつことをお勧めします。

 

6.各課は1時間~1時間半で学べるようになっていますが、グループの必要に応じて時間配分をするとよいでしょう。予習をしておくと、スムーズに学びを進めることができ、理解も深まるでしょう。

 

7.必ずしも全員が同じ訳の聖書を使う必要はありません。別の訳が理解を深めることもあります。(手引は新改訳聖書に準拠していますが、新共同訳聖書との違いは、[ ]で記しています。)

 

8.グループ全体で、脱線をしないよう意識しましょう。

 

9.辞書や地図も学びの助けとなるでしょう。

 

10.時間通りに始め、時間通りに終わりましょう。

 

11.グループの人数が増えて10名以上になったら、グループを2つに分けるとよいでしょう。 大きなグループは、発言がしづらくなります。

 

12.司会は毎回交替でするとよいでしょう。グループ全員が司会をすると、自分たちのグループであるという意識強くなります。


*あなたが司会者のとき*

 

1.準備のときに聖書に書いてあることがよく理解できるように、神の助けを求めて祈りましょう。

 

2.予習のときに、聖書個所を繰り返し読んでおきましょう。できればいくつかの訳を参照するとよいでしょう。また、簡単に答えられる質問と時間がかかりそうな質問とを見分けておきましょう。

 

3.始める時間を守りましょう。

 

4.開会の祈りは、司会者自身がするか、あるいはあらかじめ誰かに頼んでおきましょう。

 

5.聖書の指定個所を誰かに読んでもらいましょう。段落ごとか内容のまとまりごとに読んでもらうのがよいでしょう。

 

6.質問を読んでから、グループからの答えを待ちます。参加者は、質問を聞いて考える時間が必要です。 少々の沈黙があっても問題ありません。様子をみて質問の文章を別の表現で言い換えます。 司会者が自分で答えるのはなるべく避けましょう。また、学んでいるなかですでに答えが出た質問はとばしましょう。

 

7.グループの全員が発言するように励まします。必要ならば「他の方はどのように考えますか」「他に加えることはありませんか」などと質問してみましょう。

 

8.どんな答えが出ても温かく受け止めましょう。

 

9.脱線し始めたら、グループ全体に働きかけて、話題を元に戻しましょう。

 

10.まとめの質問をして、時間通りに学びが終わるようにします。祈って終わりましょう。

 

11.次の学びはどこでするか、だれが司会者になるかを決めておきましょう。


*豊かな学びとなるための3つの提案*

 

1.学んでいる聖書の個所からそれないようにしましょう

 

他の聖書の個所を引用するときは、グループ全体で以前に学んだところや手引にある参照個所にとどめましょう。

 

2.脱線を避けましょう

 

 学んでいる聖書の個所に関係のない話題が出てきたときは、そのことに時間をさくのはやめましょう。

 

3.権威は聖書にあります

 

 聖書自体から答えを見い出しましょう。他の書物から引用したりせず、なるべくそのとき学んでいる聖書の個所から発見するようにしましょう。